デザイン会議通信第1号
 
 

 北上市では「江釣子工芸の村公園」について、昨年度住民の皆様と意見交換を行いながら基本設計を策定いたしました。 その内容は、古墳公園ゾーンと広場ゾーンという2つのゾーンを主体として、古墳公園ゾーンには江釣子古墳群を解説する施設
や散策路、広場ゾーンには既存のカムイヘチリコホと関連した「カムイステージ」、市内の遺跡紹介・復元などをおこなう「歴史
の広場」、様々な利用が出来る屋根付き空間として「ヘチリコドーマ」、そのほか「せせらぎ」や「自然観察池」「ちびっこ広場」
などを整備するというものです。  今回の『デザイン会議』では、この基本設計をもとにして、公園の実際の姿、形を住民の皆様と一緒に本当に使いやすいものは
なにかを考え、デザイン(設計)していくことを目的としています。 デザイン会議は、4グループに分かれて進行役を中心としながら、ワイワイガヤガヤと自由に話し合いをし、その内容を各班で
まとめ、発表する方法で行います。 話し合いを進めるに当たっては、岩手大学の三宅先生に全体のコーディネーター(まとめ役)をお願いしました。

12/12(月)午後6:15から 江釣子公民館 1階和室にて

はじめに会議の進め方の説明です。 各班ごとに検討しました。
各班から発表していきます。 会議の終りには三宅先生からのまとめです。

第1回デザイン会議では主に広場ゾーンに関する施設について参加者の皆様からいろいろなご意見をいただきました。
各施設で出された意見は次の通りです。

施設名称及び方針 1班 2班 3班 4班
全体 年間、一日中利用できる
多目的に使える歴史を
感じられる公園
江釣子・
古墳とすずと花の公園
湧水を大切にした、
みんなが集える公園にしたい
あまり作りこまないで
安全な公園
野焼き広場
カムイステージ
現状維持、夜も使える公園 おまつり等で使える広場 ・野焼きのスペース
・活動が全体に広がる
 ような体験づくりの場
 (常時利活用)
仮設テントがはれる
ステージ
歴史の広場 重点的に整備し起伏の
多い場
歴史・ちびっ子・フィット
ネスは一体で歴史広場
  いやしの広場
へチリコドーマ
・集いの広場
雨天・冬の利用が出来る
多目的広場
雨宿りできる施設 多目的な利用(カムイ鍋
等)煮炊き
冬活動でき
軽スポーツの出来る
せせらぎ 子供が安全に遊べる
せせらぎ
今ある、「すず」を使う、
取り込む、活かす
・ホタル・メダカ棲める
 湧水を活かして欲しい
・流れ、せせらぎの
 つながりをイメージ
農業を通して遊べる
せせらぎ
ちびっ子広場 芝がきれいな安全で
ルールの良い遊び場
歴史・ちびっ子・フィット
ネスは一体で歴史広場
工夫した遊びが出来る
仕掛け、空間も欲しい
2案(芝と木のある、
遊具がある)
フィットネス広場 電気の使える事故の
無い広場
歴史・ちびっ子・フィット
ネスは一体で歴史広場
世代を超えた健康づくり
の場を
果実の木の木登り広場
植栽
(歴史の並木道)
四季を感じられ、
walkerに対する配慮
外来種はやめて実のなる
木をみんなで植えよう
ある程度限定した樹種の
ほうがすっきりする。
大きな木のある
(樹種はたくさん)
自然観察池 ホタルのいる池 釣り堀との関係を考え
ながら再検討
四季折々の花(メダカ・
どじょう・ホタル)
自然観察の出来る池
その他
(トイレ・ベンチなど)
  安全第一!! 維持管理面も考慮  


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